姫のような王子様[続]
あれ?
そういえばいつも静かなのに慣れてたから何も思わなかったけど、やけに静かじゃね?
「お母さんとかわ?」
羅夢は切なそうに笑った。
「昔事故で死んじゃった。」
あぁ。
羅夢も可哀相な子だったんだ。
「そっか。ごめん。
姉貴わ?」
必死に話題を変える。
「あぁ。お姉ちゃん今日彼氏の所にいるよ?」
あ。
そっか。
もう彼氏いてもおかしくない年だもんな。
・・・・・・・!!!
おいおいおいおい!!!
この設定ってやばくねーか?
誰もいない家。
彼女と2人っきり。
彼女の部屋。
うわぁーー!!!
理性を保て!!
頑張れ俺!!