危険男子
「あ、おはよ。ひなちゃん」
リビングに行くといつもの会長スマイルで灯真くんが真っ先に声をかけてくれた。
……とは言ってもあたしは昨日の今日。
「おはよう……ございます」
と素っ気なく返し、テーブルについた。
リビングにはもう彪真くん・梓真くんもいて、あたしを待っていたかのようにあたしがテーブルにつくと朝ごはんを食べ始めた。
なんだ……。
待っててくれたっぽい……?
そう思いながらもあたしは朝ごはんに手をつけ始めた。