危険男子





「うまいでしょ?俺」


た、確かにおいしいけど……。
昨日のことがあったから素直に認めたくない意地っ張りなあたし。

無言で黙々と食べていく。



それをじーっと穴が空くくらい見つめている彪真くん。



し、視線が痛いよ。






すると梓真くんがにやっと笑って口を開いた。


「彪、ひなきは昨日のこと気にしてんだよ」



図星を言い当てられあたしはばっと顔を上げ、梓真くんを睨み付けた。
 
 
 
 
 
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