危険男子
バーンッッ!!
思っていた以上の凄まじい音と共にドアが開く。
ドアの先のリビングには、突然の音に驚いた様子の灯真くん・梓真くん、そして彪真くんがいた。
「ひなき、何してんの?」
梓真くんがソファに座りなおしながら聞いてきた。
あたしはわなわなと身体を震わせ
「どうもこうもないだろーッッ!!」
とおもいっきり叫んでいた。
「ひ、ひなちゃん?」
「ホントにあたし、怒ってるんだからね!!なんであたしが!!」
「ひな、一旦落ち着けって」
「落ち着いていられるかっ!!あんたたちのことでね………ッッ」
「オレらのことで?」
「あたしすっごく迷惑してるんだからねッッ!!」