危険男子





「成瀬さん?聞いてるの?」


先輩の言葉を無視し、あたしは集団の中をわずかな隙間を見つけ、すぐさま抜け出した。



「あ!!成瀬!!逃げるな!!」


「ご、ごめんなさいーッッ!!」



走り回って走り回って。
屋上やら校庭やらなんやらに逃げ。


しかも先輩たちは昼休みだけでは足りなかったようで、放課後まで追いかけ回され。


やっと家まで着いたのだ。
 
 
 
 
 
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