危険男子





───………。



そんなことを少しも知らないあたし。

明日の学校にどう行こうかと、悩みに悩んでいた。



だってあたし、逃げてきちゃったわけだし……。
きっと先輩たちにはもっとしつこく聞かれるに違いない。



ほんと迷惑っ!!
困るんだからーッッ!!



あたしは自分の部屋に飛び込み、そのままの勢いでベッドにも飛び込んだ。





どうしよう…、あたし。

まさかこんな展開は全然想像してなかったよ。







こんな展開?
どこからがこんな展開?



女子の先輩に追われること?










………いや、違う。


一緒に暮らし始めたところから。









そんなことを考えすぎたあたしはうとうとと眠りについてしまった。




そのまま朝を迎えたのは、言うまでもない。
 
 
 
 
 
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