ドルフィン
柚子
「おはよ-!!」
柚子が元気よく教室にはいると、仲のいい友達がそれにこたえる。
柚子の今日の授業は、朝からプール実習だ。
学生とはいえども、プロの卵。
指導員の指導にも熱が入る。
「なんでそんな飛び込みなの!?
そんなんでお客さんに見てもらうつもり!?」
そんな厳しい言葉も、生徒たちのためを思ってのこと。
柚子も、仲のいい怜・葵・桃も、そのことはよく分かっている。
だから、その言葉にこたえようと必死になる。
プール実習の日は、午前中だけが授業で、午後からはプール掃除が終わり次第放課となる。
自分で使ったものは自分で片付けるという常識も教えるのだ。
掃除が終わった柚子たちは、近くのショッピングセンターに来ていた。
買い物をして、プリクラを撮って、少し休憩するために、フードコートでドリンクを飲んでいた。
「柚子、顔色悪いよ?」
「本当だ。大丈夫?」
「具合悪いの?」
柚子の顔色を見て、友達が心配そうに柚子を覗き込む。
「そう?
全然大丈夫だよ!」
実際は、大丈夫ではなかった。
柚子はこのところ、しょっちゅう目まいに襲われていた。
しかし、周りに言うと心配をかけると思い、ずっと隠しているのだ。
柚子が元気よく教室にはいると、仲のいい友達がそれにこたえる。
柚子の今日の授業は、朝からプール実習だ。
学生とはいえども、プロの卵。
指導員の指導にも熱が入る。
「なんでそんな飛び込みなの!?
そんなんでお客さんに見てもらうつもり!?」
そんな厳しい言葉も、生徒たちのためを思ってのこと。
柚子も、仲のいい怜・葵・桃も、そのことはよく分かっている。
だから、その言葉にこたえようと必死になる。
プール実習の日は、午前中だけが授業で、午後からはプール掃除が終わり次第放課となる。
自分で使ったものは自分で片付けるという常識も教えるのだ。
掃除が終わった柚子たちは、近くのショッピングセンターに来ていた。
買い物をして、プリクラを撮って、少し休憩するために、フードコートでドリンクを飲んでいた。
「柚子、顔色悪いよ?」
「本当だ。大丈夫?」
「具合悪いの?」
柚子の顔色を見て、友達が心配そうに柚子を覗き込む。
「そう?
全然大丈夫だよ!」
実際は、大丈夫ではなかった。
柚子はこのところ、しょっちゅう目まいに襲われていた。
しかし、周りに言うと心配をかけると思い、ずっと隠しているのだ。