運命
「優太と卓君を責めるつもりはないけど…高校最後の冬休みだからせめて最終日だけでも、一緒にいたいっていうのは私の我が儘なのかな??」


(留学覚悟で優太と付き合う事になって…なのに優太を縛り付けるような言葉ばかり浮かんで来る…)

こんな事ばかり言う自分に腹がたって仕方なかった


「そんな事ない…彼氏と一緒にいたい気持ちは誰だってあるよ…私だって…けど、今は女同士待とうよ♪」

鈴子は真顔になったが直ぐに笑顔になった

「うん♪だよね!!ありがとう♪♪」

私は鈴子のおかげで少し弱気な自分が消えていく気がして嬉しかった
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