運命
―翌日―

私は朝早く目が覚めた

気がつくと隣で優太は寝息を立てて寝ている

ずっと私を腕枕に抱き締めてくれていた

そっと起こさないように起き上がり優太の寝顔を見つめて静かに言った

「優太、大好きだよ…ありがとう♪」

チュッ

優太の頬にキスをして部屋を出て洗面所に向かった

スタスタスタ

時計を見ると、まだ朝の5時過ぎだった

両親も寝ているため家の中は静か……

―洗面所―

パシャパシャ

水の音だけが響き渡る―

顔にひんやりと水がかぶり少しすっきりと目覚めがよくなった

しかし、昨日の事が頭から離れず夜も浅い眠りで寝不足気味…

部屋が暗くなると余計に思い出してしまい怖くなる
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