運命
何時間が過ぎたのだろう…

ずっと眠れずにいてもういつの間にか朝になっていた

私から突き放すような事をしたのに凄く寂しくて悲しかった

どんなに泣いても一度した事はやり直せないし戻って来ない…

(今更、後悔しても遅いのに何やってんだろう…)

ベッドから降りて私は窓の外を眺めた

空からは白い結晶が降って積もってる

カラカラ……

窓を開けると冬の寒さが身にしみた…

私はそっと手を伸ばすと結晶がふわりと手のひらに落ちて冷たかった
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