運命
「花憐、こっちこっち!」
「あっうん!」
立ち尽くす私の手をとり部屋に案内した
ガチャっ
「ごめんな。騒がしくて」
「ううん!って優太の部屋初めて来たけど綺麗」
「そうか??まっ適当にそこらへん座ってて。飲み物持ってくる」
バタン・・・
カチカチ・・・時計の音が鳴り響き静か
私は床に座り待っていた
ガチャっ
優太は缶ジュースを2つ持ってきてくれた
「はい、こんなのしかなかった」
「ありがとう♪」
隣に優太は座った
「花憐、お前に渡したいものがある」
「うん?何?」
「ちょっと目つぶって手出して?」
「えっ?うん・・」
そっとテレながらゆっくり目を瞑った
「!!!えっ!?これ・・・・指輪?」
目をあけると私の左の薬指にシルバーの指輪がはめられていた。
「花憐、実はペアなんだよ。これは花憐がはめてくれない?」
「うん!」
そっと優太の左の薬指にはめた
私は嬉しくて優太に抱きついた
「ありがとう!!優太大好き!!」
「俺も花憐が好きだ」
そっと見つめ合いゆっくりキスを交わした
温かくてやさしいキス・・・
お互い照れくさそうに赤らめる
そして、私も優太にプレゼントを渡した
「これ、私からの誕生日プレゼントだよ」
「ありがとう。開けて良い?」
「うん!」
ガサッガサッ
ゆっくりラッピングを開けて中身を出した
優太はその中に入ってるブレスレットを腕につけてそっと抱き締めてくれた
「ありがとう。大切に使うよ。マジサンキュー」
ふと見上げると優太は泣いていた
目が合うと優太は見るなって言って顔を隠した
それから、私達は少しの間ゆっくりしたあと鈴子達が来て誕生日会をした