運命
翌日ー
学校に着くと私はいつものように席に着いた
既に鈴子は席についていた
私は鈴子に話しかけようと近寄った
「おはよう!鈴子」
「・・・・・・」
しかし、鈴子は無視するかのように教室を出て近くの女子の中に入って行ってしまった
(???何で??)
私は鈴子の肩に触れて声をかけた
「鈴子、何で無視するの??」
パシッ!!
「触らないで!!」
鈴子は目に涙を溜めて冷たい目つきで私を睨む
「鈴子?何で泣いてるの?わかんないよ」
私は解らなかった。何で鈴子が泣いてるのかも・・・・怒らせたいわけじゃない・・・・
パンッ!!!
突然、鈴子の手が私の右の頬に命中した
「解らないですって??昨日私にある子が教えてくれてのよ。陰で散々私をけなしてるみたいじゃない。卓くんが可哀想?ふざけないで!!!」
て
鈴子は怒り狂ったように私を睨みつけてその場から走り去った
鈴子に叩かれた頬は赤くなってヒリヒリ痛む
そばにいた女子も睨むように他の女子の方へ行って何か話していた
まるで私の悪口を言ってるかのように・・・・・
私は涙が止まらなかった・・
私は教室に入り自分の席へと行った。
「キャッ!!」
ドサッ!!!!!
突然、私の足に何かが引っかかり前に転んでしまった
そして、私の横にいた女子が近づき笑った
「あははは、バカみたい!かわいそう~クスクス・・・早く立たちなさいよ!洋服汚れるよ~?クスクス」
その女子が言った瞬間周りのクラスメイトが笑い出した。
聞き覚えのある声・・・・
「鈴子・・・?何で!?」
恐る恐る見上げるとそこにはやはり鈴子が誇らしげに見下してる姿が・・・
私は冷たい目をした鈴子が怖くてその場から動けずにいた。
(どうしよう・・・・体が動かない・・・早く離れなきゃっ!でも・・・・お願い誰か助けて!!!!)
いつの間にか涙が止まらなくなった
「あぁムカつく!!あんた泣くことしか出来ないんだね!うざいんだよ!!」
ドカッ!!
「キャっ!痛ッ!止めて鈴子!!」
鈴子は私を背中を蹴り力いっぱい私の右手の甲を足で踏みつけた
手お甲は切れて血が溢れて床に流れる