運命

「優太ぁ~はやくぅ行こうよぉ~」

突然、優太の隣にいた女子が甘える声で優太に言った
しかも、強引に腕を引っ張ってる。

(何なの?この彼女・・・)

「凪(ナギサ)わりっ!先行っててくんない?」

「えぇ~、なんでぇ?いやだぁ~絶対待ってるもん。優太と一緒に行くぅ、話し終わらしてよぉ~」

彼女は、私の方を向いてじ~と見ている。私のことが気に食わないのか、時々睨み付けてくる。

(凪って言うんだ・・・お互い呼び捨てなんだぁ・・そうだよね・・二人ともお似合いだしカレカノみたいだし・・)

「ちょっ引っ張んなって!まだ、話してる最中なんだよ。わりいけど凪、先行ってて。」

「なんでよぉ!いいじゃん~話しなら私いたって出来るじゃん。あっ!もしかして私に言えないこと話すつもり?そんなのダメだよぉ!私、優太の隣に居るもん!」

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