運命
ピンポーン
「3年A組桜花憐さん至急職員室へ来てください」
タイミングよく校内放送が流れ、自分の名前が呼ばれた
私は重い足取りで二人に背を向けて職員室に向かった・・・・・・
ガラララララ・・・・・
職員室のドアを開き先生を探した
「おお、桜こっちだ!」
先生は奥の席にすわって手を上げて合図した
スタスタ
「桜、成績の事で聞きたいんだが、お前確か英語得意だよな?留学してみる気はないか?」
「え?私がですか?」
得意って程じゃないけど確かに英語だけはなぜかテストの点がよかった・・
「年に一度に留学生の募集があってな。それで英語が得意なお前はどうかなって思ってな」
「ホームステイ・・・私が・・・考えておきます。じゃあ失礼します」
私は色々なことがありすぎて頭を整理できず混乱した
先生の話を最後まで聞かずそのまま職員室を出た
「・・・留学・・・」
前に一度留学生では無いが、ホームステイの募集を見たことがあった
実際にそれに参加した人たちのコメントがあり目を通したことがあり、
<凄く勉強になったり、向こうの人たちと仲良くなった!>
<凄く楽しくてそこの文化とかを知れて行って良かった>
など書いてあって私はそれに興味が沸いた
自分も行って見たいまだまだ沢山の英語を学びたいってそのときは思ったりした・・・
いつからかそれは夢になっていた
けど、優太と付き合い出して優太と一緒にいることが増えてその夢すらきえていった