愛の国のアリス


アリスたち三人は迷路のようなお城の中を仲良く手を繋いで歩く



しばらく歩くとお城の中でも一層目を引く豪華な扉の前にたどり着いた



ダ「わぁー。今までで一番大きい扉だねディー」


デ「そうだね。今までで一番大きい扉だねダム」



ア「ふふっ。そうでしょ?
何てったって女王さまのお部屋だからね」




息ぴったりの二人をみて微笑ましく思いながら女王の部屋への扉を開けた






ア「女王さま?


此方はさっきお話しした方々です

お名前はトゥーイードルダムと弟のディーです。


お天気も良いしピクニックに三人で行きたいの

急に出掛けては迷惑をかけると思って一言言いに来たの」



ダ「御初にお目にかかります女王さま。


この度はいきなりの訪問
失礼しました」


デ「いきなり続きで失礼ですがアリスおねえちゃんの時間を少しの間、僕たちに頂けませんか?



ボソッ いつも一緒なんだから今日くらい独占しても罰はあたらないよな?」




その言葉が聞こえた女王は額に青筋が浮かび上がり、顔はとてもひきつっていて直ぐにでも城から追い出したかったが


ディーの言葉が聞こえてなかったアリスが期待に満ちた目で見つめてくるので怒るに怒れず、渋々許可するしなかった




アリスの見えない後ろでニヤニヤしている双子をみた女王は又もや青筋が浮かんでいるのを陽気なアリスは知る由もなかった‥‥;





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