いちご牛乳。
やなぎはいそいそと彼女の所に行ってしまった。
廊下が寒かったのかやなぎは彼女に謝るようなジェスチャーをして手を暖めてやってる。

彼女は何故か後じゃなくて前のドアの外で待ってた。後のドアの方が近いのに。
まりちゃんとやらは隣のクラスの子で、なんかふわふわで目がくりくりしてる。
あ、背ぇちっちぇな。やなぎと並ぶと特に。まぁ、可愛いかな。
当然佐伯さんにはかなわないけど。

ここまでくると惚れた弱味とかそんなレベルじゃなく、僕はただの佐伯さんバカだ。
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