曇天
「ねぇ莉癒ッ」
「どったの?」
「相談があるんだけど-ッ」
「あ!秀介君のことでしょ?」
そう言われた瞬間、あたしの顔が火照るのが自分でも解った。
「う…」
「はい、図星ね??」
「まぁ…(笑)」
「じゃあ今日うちおいで?」
「うん!」
そう笑って言ったあたしと対照的に莉癒の顔が一瞬曇った。
が、またすぐに笑顔になって
「じゃ掃除手伝って!」
と、言った。
あたしは少し不思議に思ったけど、気にしないことにして
「はいはいやりますよっ!!」
と、言った。
ちゃんとこの時、顔が曇った訳をきいてたら運命は変わってた??
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