君と僕を繋ぐもの~絆 次世代編~
庭。
「あんまり飛ばすなよ、
ここ広くねぇんだから。」
「解ってるよぉ。」
そう言いながらも
美音は足を後ろに
大きく上げている。
「いっけぇー!!」
ボールは龍生の
遥か上を飛び越し、
隣の家に入ってしまった。
「ほら、言ったじゃんか。
美音、罰としてお前行けよ。」
「えぇっ、何で!?」
「当たり前だろ?
飛ばしたのはお前なんだから。」
「解ったよ…
行けばいいんでしょ?」
美音は渋々自宅を出て、
隣の家へボールを取りに行った。
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