君と僕を繋ぐもの~絆 次世代編~
やがて、泣き止んだ
龍生に父親が言った。
「明日から、暇だろうから
俺の会社においで。
自由に過ごしてて
いいからさ。」
「いいの?
迷惑じゃない?」
「大丈夫だよ。
それに、家に1人は
寂しいだろうし、
母さんの所には
居づらいだろうから。」
「…解った。」
「1ヶ月もあるんだから、
興味があること、
やってみたい事を
やりなさい。」
「うん。」
こうして、
1ヶ月の謹慎の間、
龍生は父親の会社で
過ごす事になった。
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