好きなのに。
「涼に自分から言うね」


「うん!頑張って!」





奈美に手を繋いでもらいながら涼に電話をかけた。




プルルプルルプルル…




お願いでて!





「はい」


でた

だけど涼の声はとても低くて怖かった。




「あのっ。探ってたことなんだけど。私っ。涼と一緒の学校の女の子にたのまれたの!」




「は?…嘘つかなくていいし」




「嘘ぢゃないよ!」




「ふぅん。」




涼はそっけない答えしかださなかった。




なんで信じてくれないの?




「おねがい信じて。」




「そんなこと信じられるかよ。」




「なんで信じてくれないの?信じてよ!!」




ついカッとなって怒鳴ってしまった。





「………わかったよ。信じるよ。ぢゃあな。」



プープー………






「絶対信じてないよね」



もぅやだ。





「由美。明日涼くんの学校に行って女の子探さない?」





私は黙ってうなずいた





このままぢゃ本当に終わってしまう。




もう会えなくなってしまう。





出来る限りのことはやらないと。




それでも信じてもらえなかったらその時は



その時はあきらめよう。



自業自得だし。






私は涼のことが好きなのかな?





でもまだ


完璧に好きっていう気持ちはないんだ。




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