(KK2)流線形のキセキ
翌日からは鬼ごっこのようなものではなく、通常の訓練が課せられた。
やはりあれは雨が降ったとき限定のものなのだろう。
あれからぽつぽつと周りの者たちと話すようになり、同部屋の者たちはおろか、他部屋の隊員たちも挨拶や軽い会話を交わすまでになった。
まともな会話すらする前に他界してしまった仲間を想うことも時々あったが、また直ぐに日々の雑事に忙殺されてしまうことが多かった。
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