(KK2)流線形のキセキ


 ならば生き様を叩きつけることこそ、僕らの使命なのではないだろうか。


 いつ命が尽き果てようとも後悔のないように生き、無念のないように死ぬことこそ、僕らの為すべきことなのではないだろうか。


 戦争という時代を生きることで、今の僕には為すべきことがある。

 僕の全てを懸けて、敵機を撃墜すること。
敵が爆撃を落として、大切な人を傷付ける前に。

 そしてお国の為に。


 戦争が終息する、その時まで。


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