HARU
(いた…!青葉さん…!でも…どうして私の名前…?)
青葉 那律(あおばなつ)――――――。
有栖川中学校出身。
通称アリ中。
男子バスケットボール部、エース。
全国中学校体育大会では、優秀選手に選ばれるほどの実力。
ポジションは、ポイントガード。
身長176cm。
直毛のこげ茶色の髪(地毛らしい。)
白い肌と大きな黒目が特徴的な目。全体的に細い印象だが、よく見ると適度に筋肉がついている。
中学の時の彼のあだ名は「王子」だった。
ずば抜けた容姿と、才能あふれる彼は女の子の憧れの的だった。
そして、私の憧れの人…。
「え?秋月沙和!?」
「まじで!?」
「え?本物?」
私が何かいうまえに、部室内は一斉にざわめきだした。