理想彼氏

『んっ・・・』


ツツッ・・・と人差し指で、唇を優しくなぞられ思わず甘い声が漏れる。

その声を聞いて智也はニッと不適に笑った。


「・・・こんなことされても『子供みたい』なんて言える?」





―やがて、その言葉が合図のように、2つのシルエットは重なった。





―友也。

やんちゃで子供みたいな、あたしの彼氏





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