GEE RAIN
桜が散った
新緑の頃
今日も、眩しいほどの
光線が降り注いでいる。
気候のよい、この季節は
外のベンチで
電車を待つのが日課で。
今日も、いつもどおり。
ーーーただ
ちょっと違うのは
隣のベンチに
座ってたスーツ姿の青年が
ガサッと、音をたてて
たちあがった事。
・・・そして
こちらをガンミする。
いや、だから
見んなって
ーーーん?
見んなって・・・
また、キミかっ!?
・・・
それでも
目を合わさない私って
ある意味スゴイ。