ボイス―禁じられた世界―




「光希ち…光希ちゃん…」


遠く私の呼ぶ声が聞こえた。


重い瞼をあけると、


心配そうに見つめる女の人。



「あなたは、誰ですか?」


私は、冷静に彼女にそう尋ねた。


彼女は一瞬ビックリした顔をして、笑いながら

「やだなー、冗談やめてよ。」



そう彼女が一言いった。







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