*゚.・白い告白・.゚*
わたあめ の様に*溶けて消える
最近
お祭りに行ってない
最近
買わないの
わたあめ 口に運と
ふ わっ ふわ
もふ も ふ ふもーっ
一瞬で
溶けて消える
さよなら よ
甘い 淡い泡沫の夢
全て消えてしまうわよ
もったいなくて
食べかけの
わたあめ
残して置いたら
湿気を吸い込んで
カッ チカ チ
それでも
それでも、
もったいなくて
ただの
砂糖の固まりを
口に運の
咀嚼し
嚥下して吸収する
甘ったるいだけ
ちっとも
美味しくない
ふ と思い出すの
微かに残る
断末魔の様な
後味は
確かに
アノ時あたしが
大好きだった
わたあめ なの
やっぱり駄目だ、
全部食べ尽くしても
ちっとも満足できない
アノ時
五百円玉を
握りしめながら
待ち惚けしてた
あたしには
戻れないよ...