心に光るもの
「はい、甘いもの甘いもの。食べなさい」

そんなこと言って、私は食べ物を口実にもっと仲良くなろうとしてたんかもしれん

「もっと俺の好みの物買ってや」

「え、だって…知らんやん。何なん」

「……」

忠義はいっつもこうやった
肝心なところを言わへんねん
それに比べたら相方の雄太は素敵な反応をいつも見せてくれる

「あ〜懐かしい!そのお菓子」

「やろ?」

雄太はお菓子大好きでいつも休み時間には何か食べてる。やのに、なぜか痩せててなんかずるい。それは、忠義も同じことでガリガリしてる

「なな−お菓子−」

「はぁい」

私は、お菓子を渡して終了
そんな日々はしばらく続いて
今年も、このイベントの日はやってきた
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