桜の木の下で



「うるせえぞお前ら!…ったく。結城の席は…」



先生が教室を見回した。



…あ、今目があった。ヤバ、わたしの隣り空いてるんだった!



「よし、高橋の隣りだ。あの空いてるとこ座れ」



「はい」



結城くんがこっちに向かって来た。キャーキャー女子が騒ぐ。



ついに結城くんがわたしの隣りの席に着いた。



「よろしく!」



ニコッと挨拶をされた。



「よ、よろしくっ」



…やっぱり格好良い……



いやいや!悠太先輩の方が格好良いよ!



< 100 / 250 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop