桜の木の下で



「何、恭平の知り合い?」



あ、先輩何もわからないのか!



先輩の隣に行き、



「同じクラスの桜井遥香ちゃんです。幼稚園で仲が良かったんです」



と紹介した。



「ああ、そうなんだ。俺は恭ちゃんの友だちの中村悠太です。」



「おい!悠太まで恭ちゃん言うな!」



「よろしくお願いしますっ!」



「よろしく」



「ちょっとお前聞いてんの!?」



…お兄ちゃんは誰にも相手にされなくなっていた。


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