桜の木の下で
次の日。
教室に行くと、わたしのクラスの前に女子が集まっていた。
それもみんな…不真面目というか…ギャル系な人?
朝からキャーキャー耳障りなんですけど…
すみませーんとギャルたちを掻き分けて教室に入ると、
「優希ちゃーん!!」
「高橋助けろ!」
「怖いよーっ!」
とクラス全員がわたしに群がって来た。
「え、何どうしたの?」
みんなが焦るなんて珍しい。
すると、みんなが恐る恐る窓側を見た。
「……はっ!!?」
視線の先には……