桜の木の下で



「…なんか、帰りたそうな顔をしてたから」



「……え?」



か、顔に出てたの…?



さっきから先輩それを…!



「ち、違うんです!」



慌てて否定した。



「悠太先輩と2人っきりってことにものすごく緊張して…心臓保つかなあって……」



最後の方が伝わってるかどうかわからない。



…っていうか、何てこと言ってるんだわたし!



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