桜の木の下で



席に着いて、教室を見渡すと、みんな既に友だちが出来ているらしく、仲良く話していた。



…社交的な人はうらやましい。



と、そのとき



「優希っ!」



後ろのドアから聞き慣れた声がした。



「っお兄ちゃん?」



お兄ちゃんが笑顔でわたしに手を振っていた。



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