桜の木の下で
ピンポーン
「お邪魔しまーす」
「どうぞーっ」
遥香ちゃんを家に呼んだ。
「久しぶりに優希ちゃんの家に来たねえ!」
「何年振りだろねっ」
「約10年振りくらい、かな?」
遥香ちゃんをリビングへ通した。
「コーヒーでいい?」
「あ、うんっ」
ソファーに座っててと促す。
「で?急にどうしたの?」
「…あ、うん」
コーヒーをいそいでつくり、リビングへ戻った。
「どーぞ」
「ありがとう」
遥香ちゃんにコーヒーを渡し、向かい側のソファーに座った。