【完結】ヒミツの恋愛<先生×生徒>
「ねー葉月っ!」


真由子が私の方を向いた。




「なに?」


「伊吹先生って、好きな人居ないのかな?」




真由子はそう言うと、首を傾げた。




「……はっ?」


いやいや、いきなりなに言い出すわけ?




「だってさあ、あんなにカッコいいのに彼女も居ないんだよ?普通は彼女居るのにさ」


……いやいや。あんなにカッコよくても、彼女居ない人だって中には居るでしょ。




「……まあ、そうだね」


でもここは話合わせとかないと、真由子がまたうるさくなるからなあ。




「彼女居ないんだったら、好きな人が居るかもしれないじゃん?」
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