好き嫌い。
そうだなって志貴は言ってくれると思った…




だけど…




なぜか、志貴の口からはそんな言葉は、聞こえてこなかった。




「ううん。俺莉子のこと友達なんて1度も思ったことないから。」



真剣な口調で、いつもみたいな冗談じゃなくて。

真剣に。




嘘。


「…え…?」


私は固まってしまった。
心友までと思ってた志貴にお友達じゃないって言われて、

ショックを受けないはずがない。


なんで?。



なんか悪いことした?




というか急にそんなこといわないでよ。

だってさっきまで普通じゃん。

普通だったじゃん。
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