好き嫌い。
にい
「ちょっと!!どーゆー事よ!!」
「だから志貴は今日から友達じゃないの!」 はぁ意味わかんないって怒鳴ってるのが木元 梨世 高校からの一番の友達。
アタシも意味わかんないよ!はぁ・・・。
「でもいいよねー、赤木志貴っていったら超かっこいいじゃん! しかもそこらへんのオラオラ男子と違って優しいし。いいなぁー」
いや、よくないよ。
だってずっと友達だと思ってた相手に
いきなりスキ?とか言われて…/////
え?何どうすればいいかまったくわかんない!!!
「おはよう。莉子」
「え…あ…おは…よ?」
目の前に志貴の姿が見える。
友達じゃなくなって初めての日、あんまり普通だから
びっくりしてしまった。
避けられるのとか思ってたし…!!
「ねぇ莉子、数学の宿題やってきた??」
「え…あーうん」
みせてって言う志貴は本当に昨日の事がなかったような口調だ。
コッチが困ってしまうよ…
あれは嘘だったの?
そう思いながら声には出せないので
数学のノートを志貴に渡した。
「ありがとっ、なにも言ってないのによくわかったね」
「そりゃぁね。どうせやってきてないんでしょ?いつもそうじゃん」