俺の気持ち、君に届け。【ホワイトデー企画】
未知留を智の家に案内した。
ダメだと分かっていても、俺に止める権利はない。
分かっているけど、俺の心の中は複雑だった。
インターフォンを押し、少ししたら智が出てきた。
硬直した未知留を残し、俺は離れた場所で彼女を待った。
未知留…頑張れ。
自分の気持ちを、ちゃんと伝えてこい!
俺が付いてっから。
『未知…留?』
涙を一杯溜めた未知留が走ってきた。
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