俺の気持ち、君に届け。【ホワイトデー企画】
「お兄ちゃんキモい……。」


その声で、妄想の世界から戻って来て、我にかえると何とも間抜けな顔をして、ベッドの脇に座る俺。


「いつから見てた…?」


「少し前。」


「人の許可無く、部屋に入るなって言ってんだろ…。」


「ドア開いてたけど?てか、ハサミ貸してよ。」


部屋にズカズカ入ってきて、机の上に置いてあるハサミを取って、不気味な物を見る目つきで俺を見た。


「なぁ…。」


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