俺の気持ち、君に届け。【ホワイトデー企画】
「行くか?」


未知留が眩しくて、直視出来ない俺は、ぶっきらぼうに切符売り場まで歩き出す。


「今日は、何処行くの?」


横に並んで歩く未知留が、お約束の質問をしてきた。


「着くまで秘密。」

「なぁ~んでぇ?」

少し膨れた顔に俺は、視線をそらす。


ドキドキし過ぎだろ…俺。


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