俺の気持ち、君に届け。【ホワイトデー企画】
「着いたぞ?」


「え~~っ、此処、スケートリンクじゃん。」


「そっ。冬限定だから、滑っとかないとな。」


「冬限定なの?」


エミリの言葉通り、限定に食いついた。

「ほら。行こ。」


電車なんかとっくに降りてるのに、繋いだままの手。


未知留も離そうとしてなくて。


「へぇー。こんなん出来てたんだぁ。
知らなかった。
淳司、よく知ってたね。」


「まあな。」


妹に教えてもらったけどな。


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