花かがり 【短編集】
そんなこんながあって、僕は、無理矢理先輩に連れられて、この店へと来てしまったのだった…。


店へと着くなり、先輩は手慣れてる感じで、お気に入りの女の子を指名してさっさと個室へと行ってしまった。


「そちらの、お客様は、どうしますか?」
店長らしき人が、僕に聞いてきた。


「ぼ、ぼ、僕ですか?あの…こ、こういうとこ…始めてなんで…誰でも…」

「分かりました。じゃ、こちらへどうぞ」

オドオドする僕に、店長は痺れを切らし、個室へと誘導した。



そこで出会った彼女が、ユウナだった…。





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