君に恋して…
くるみSIDE

放課後私達は朝の駅に向かった。

電車から降りて
しばらく辺りを見回してみる
どうやらそれらしい人はいないみたい。

「ねぇ、どうする?」

私の問い掛けに二人は


「来るまで待ってるか…」

「そうだね。」

あ…やっぱ待つんすか

このまま帰れると思ったのに…
はぁー早く来ないかなー


そんな事を考えていても、来ないもので
いくつか電車が通り過ぎるなか、
私達はベンチに座って待っていた。


すると、二人組のカップル?みたいな人達が、
何か探しているように見えた。

「ねぇ、龍?」

「あぁ?何。」

「あの人達じゃない?」

「…聞いてこいよ。」

「え!?そうかどうかも分からないのに!?」

「そんな驚く事じゃ、ねーだろ、元々決まってた事だし…」

「そ…そうだけど…」

だって知らない人に話しかけるなんて、リポーターじゃないんだし…
無理だよ~(泣)
でも…
私じゃなくって、
女王キャラなら…

そう思って私は、
何かを探しているらしい
二人組に話しかけてみることにした。

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