君に恋して…
デート♪デート♪
あおいSIDE
月日が過ぎるのも早いもので、
あっ、という間に約束の日がきました。
あの後、空さんと何回か連絡を取り合って、待ち合わせ場所を決めたんだけど…
てっきり私はオシャレなカフェとかで待ち合わせするんだろうなぁ~って思ってたんだけど…、
“ぢゃ、現地 集合で”
って最終的にメールで、きて、
しかも、絵文字なしで!
それが私にとって恐怖だった…。
私達は今水族館の前にいる
「あいつらおせぇーな」
翔くんがポップキャンディを舐めながら、言ってきた。
「そうだね~」
私はそう相槌をうつ
今日は土曜日。もちろん私服で合う約束。
てか、翔くんの私服が見れるなんてラッキーかも!
とか思いつつ、あの三人まだ来ないことを心の中で密かに祈る
だってちょっとカップルぽいじゃん?こういうの
約束の時間を15分位過ぎて、彼らはやって来た。
翔くんはやっとかよ、って顔をすると、
すぐに不機嫌そうな顔をなおした。
空さんが近づいてきて
「まった?」
って聞いてきた。
いや、まったも何も、
約束の時間過ぎてるんですけど…
そう思っている私にたいし、翔くんは笑顔で
「いいえ、待ってませんよ、俺らもさっき来たところなので、」
って外キャラモード全開で言った。
そういえば、
そう思って、空さんの方に目をやる。
この前会った時とは、雰囲気が違うような…
この前はもっとなんか、
クールっぽかったけど、今日はなんか、
馬鹿っぽ…じゃなくって、天然?いや、森ガール?いや、なんだか前とは違う感じ、ってのはわかるんだけど、
なんて言うんだろ…
こう…ん~
変…?
言うと睨まれそうだからやめておこう
そうして、私達は水族館に向かって歩きだす。
in 水族館
入場券を手にして、
いざ水族館の中へ!
中に入ると結構人が入っているのに少しビックリしながら、私達は魚を見ながら奥に進んで行く。
水族館の中は、奥に行くにつれてだんだん暗くなっていく。
へ~すっごー。水族館ってこんな人入るもんなんだ~
小学校以来だから懐かしいな
私はちょい感心しながら翔くんの後をついていく。