君に恋して…

   ♦あおいSIDE



「すっごーい!」

目の前にあるのは、
ものすごく大きな水槽
私は、思わず子供の様に目を輝かせる。


「すっごいー!あ、あれカメじゃない?」

「え?どこどこ?」

「ほら!あそこ、」

「あ、本当だ!turtle!turtle!♪」


思わず、空さんと話が弾む。

こうやって話していると
どうも冷たい人とは思えないんだよな~


「どうしたの?つばさちゃん。」

「いや、なんでもないよ!あ、あっちにふれあいコーナーがあるみたい!」

「あ!本当だ、行ってみよう!」

「うん!」


何で女王なんて呼ばれてんだろ・・・それが私にとっては不思議で仕方がなかった。

だって他の女の子となんら変わらない。
明るいいい子なのに・・・



「わ~このヒトデ気持ちわる~」

空さんの言葉に反応して私も触ってみる。

「わ~本当だプ二プ二してる~」

「でしょ~」

そういって一緒に笑ってみる
結構今日は忘れられない一日になりそうだな~

あ・・・そういえば
そう思って翔君を探してみる

どこだろ・・・
辺りをぐるっと見回してみると水槽を見ている翔君を発見したので近づいてみることにした。

「ちょっと翔君のとこ行ってくるね?」

「うん。行ってらっしゃい」

笑顔で手を振る空さんを後ろに私は翔君のところに駆けて行った。






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