2度目の恋
今日は24日。

クリスマス・イブ。

お母さんはあっさりとオッケーをくれた。


「高校生らしくね!」

と一言だけ言って。

だから私はバイト後のパーティーに少しだけ参加して、早めに家に帰ることした。

「はい。
お子ちゃまにはこれね。」

向井さんは私にシャンメリーをくれた。

「・・・。
お子ちゃまじゃなです!」

「まーまー、お前のためにわざわざオレ様が買ってきたんだ。
いいから飲め。」

「ありがとうございます・・。
わざわざお子ちゃまの私のために。」

すごいかわいくない言い方しちゃったけど、ほんとは嬉しかった。

なんか私だけ特別扱いをしてもらってる気がして。

< 20 / 30 >

この作品をシェア

pagetop