2度目の恋
「おいっ!!」

「・・・」

「お~い!!そこのバカ!!!」

「向井さん!
 さっきから誰のこと呼んでるんですか?」

「はぁ~??お前しかいねーだろ。」

「・・・。
 私、バカって名前じゃないんですけど?
 ついでにお前でもないです。」

「お前あんだけ一緒にシフト入ってて、
 オレ様の名前を知らないなんてありえない
 だろ?
 お前はバカだ!」

「名前は知らなかった訳じゃありません!
 いつも一緒に入ってる厨房の人3人の名前
 の中で、どの人がどの名前か分からなか
 っただけです。」

「それは知らない事と一緒だろ!
 バカ。」

「だって、絡んだこともないし、
 話だってしたことないし、しょーがないし・・」

「あぁ??ぶつぶつうるせーよ。」
< 6 / 30 >

この作品をシェア

pagetop