不器用な先輩



そんなこと理解したくなかった。



でも、人の機嫌に敏感になっている私には、すぐに理解してしまう。



そんな自分が嫌だった。



私は、そんなことを一瞬で考え、これで哉斗先輩や、裕先輩。


それにみんなに会えなくなるかも。と思った私は


「あっ、なんかぼーっとしちゃいました。

じゃあ、帰りますね!

さようなら。」


と出来るだけ、今私が出来る最大限の笑顔でみんなに言った。




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