不器用な先輩




次の日。



いつものように起きたら、携帯を確認する。


いつも通り、メールは来ていた。


でも、先輩からのメールは一つもなくて。


メルマガばかりの私の携帯を恨んだ。


いつも来ないのだから、来ないのは当たり前なのに。


別れたのだから来るはずがないのに。




どうしても、期待している自分がいた。




< 112 / 187 >

この作品をシェア

pagetop