不器用な先輩



暫く私たちは、飲み物を飲みながら子どもたちを眺めていた。



私からは、話を持ちかけるなんて無理だった。


むしろ、ずっとこのままその話をしなかったらいいのに。


そんなずるい考えがでてくる。



とにかく、何も喋れなくて。先輩が話しかけてくれるのを待つことしか出来なかった。




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